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ダンダリンの第1回放送を観て思った、労働基準監督官と労基の実務とか。

NTVで先日始まったドラマ、ダンダリン-労働基準監督官-

たまたま早く帰れたので、見れました。

 

エンターテイメント的にいいなぁって感じですね。

笑いのツボに癖がありますが・・・、リアリティには欠けるかなぁと思います。

実際の実務だと、こうはいかんでしょうから。

 

さて、世の中のブラック企業っていうのは実は結構多いらしいですが、(こんなまとめもあります)

ブラックでなくても、完璧に遵守している企業は滅多にないでしょう。

(遵守する意思があるかどうかはさておき)

そんな中、労基でよくある、そういう企業に対しての是正勧告がこちら。

 

  • 就業規則の未作成、労働基準監督署への未提出
  • 残業代の不払い
  • 法定労働時間、変形労働時間制に関する違反、三六協定未届
  • 雇入れ時の労働条件の書面による明示違反
  • 賃金台帳への労働時間の未記入など
  • 定期健康診断の未実施、結果報告書の未提出

 

守らない企業は最悪、逮捕やら送検やらされますが、結構レアケース。

 

あと、よほど派手にやらかした企業でない限り、
労働基準監督署へ申告して、彼らに動いてもらうという事になりますが、
しっかり状況証拠無いと実際には動けないでしょう。
そもそも逮捕権のある司法警察員ですので、実は民事不介入。
とうぜん当事者同士の争いはノータッチ。あくまで刑法的な動きになるので、もし、未払い賃金的なお話での争いをやるなら、弁護士と一緒に裁判にもっていく必要があります、こっちは民事なので。

 

ですが、社会的信用を貶めるという点では攻撃力はかなりあると思います。よほどのことが無い限り、労働基準監督官は来ませんが、来たらまぁ企業経営者はいろんな意味で覚悟をしておいたほうがよいと思います。

 

 

ダンダリン一〇一 (モーニングKC)

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